新中１生の保護者様にお知らせです。

　2022年度・中１生の英語の定期試験結果がやばい状況です。全国的に平均点が20点近く下がっているようです。主因は生徒のライティング能力の低さで、単語・連語のミスが多くなっているようで壊滅的な状況です。この状況は、小学英語の学習方法にあると行っても過言ではありません。もともと小学生の教科に英語が導入された経緯は、「何年英語学習しても英語が話せないのはおかしい、今の英語学習方法に誤りがある。」と、小学校では、「聞く・話す」を重視した方針となったためです。指導要領にも「書いて覚える」ことではなく、「聞いて話せる」ことを目標にしています。

　困ったことに中学の英語は小学校の英単語は既習済として扱いますので、小学校で習ったけど書く練習をしていない＝記憶していない生徒たちは混乱しています。小学校で習った単語（ちなみに600〜700語程度）に、中学1年で習う単語（500語程度）や連語を合わせると軽く1000語を超えてしまいます。小学生のときに英単語を書いて覚える練習をしていませんから「いまさら単語を暗記しろって言っても無理！」と叫ぶ中1生の顔が目に浮かびます。彼らに罪はありませんが、定期試験に書くことが増えている（小学校は聞いて「オーム返し」するだけで良かった事が、「会話文を書いて」答えることが求められている）のも2022年度の事実なのです。兎にも角にも中学英語は「書く」＝「英単語の完璧な暗記」が求められるのです。

　そこで、これから中学にあがる生徒の保護者様にお願いです。春休みにとは言わず、なるべく早くから小学英単語を覚えさせてあげてください。中学にあがる前に暗記しておくことが、お子様の英語嫌いを防止する最善の方法です。2年前のように「中1英語の平均点は80点」が当たり前の姿に戻しましょう。ちなみに、「さいたま市」と「福井県」の生徒の英語の実力は、相変わらず全国平均より高いです。教育委員会の指導方針が違っているのかもしれませんね、羨ましい。ご家庭での学習が難しい場合は、tutorがお預かりします。新中1生諸君、頑張ろうねぇ。ではでは、〜♫お後がよろしいようで♬。