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公立高校入試の評価事例(海田高校を事例として)

高校受験 公立高校入試の評価事例(海田高校を事例として)

 公立高校入試まであと2ヶ月あまりとなりました。2023年の大河ドラマではありませんが、「どうする家康、高校受験」をテーマに、県立海田高校を事例として「どのように入試で評価されていくのか」を俯瞰してみたいと思います。とお話しますのも、海田高校は県内唯一の「普通科と家政科」という2つのコースが有り、比較することで入試全体の景色がよく見えてくるからです。まず、全体概要の前提となる「特色枠」と「一般枠」のお話しをしておかなくてはなりません。入試のときにどちらかの枠を選択するわけではありません。学力検査を受けた後、合否判定はまず「特色枠」から決めていきます。そして残りの枠を残りの全員で取り合うことになります。学力検査はあくまで「一発勝負」ですが、普段から学校内での評価が高く、自己表現がしっかりでき、試験当日の取りこぼしが少ない生徒が合格しやすい(チャンスは2回ある)と思いますが如何でしょうか。

 さて、「海田高校普通科」ですが、定員は240名を「特色枠」24名と「一般枠」216名の二つの枠に分けで競います。「特色枠」の評価点数配分は、一般学力検査400点・調査書400点・自己表現200点の総計1000点となります。一般学力検査400点の内訳は、5教科各80点での評価になります。調査書は9教科のうち「英語」だけが2倍の評価で80点、残り8教科が各40点の320点で計400点となります(ちなみに1年80点、2年80点、3年240点の配分です)。自己表現は200点ですが、基礎点が30点になっていることから検査官は2名だとわかります。「一般枠」の評価点数配分は、一般学力検査600点・調査書200点・自己表現200点の総計1000点となります。一般学力検査600点の内訳は、5教科各120点での評価になります。調査書は9教科均等配分の200点となります(1年40点、2年40点、3年120点の配分です)。自己表現は200点ですが、前述同様検査官は2名だとわかります。

 次に、「海田高校家政科」ですが、定員は80名を「特色枠」16名と「一般枠」64名の二つの枠に分けて競います。「特色枠」の評価点数配分は、一般学力検査400点・調査書400点・自己表現200点の総計1000点となります。一般学力検査400点の内訳は、5教科各80点での評価になります。調査書は9教科のうち「技・家」だけが2倍の評価で80点、残り8教科が各40点の320点で計400点となります(ちなみに1年80点、2年80点、3年240点の配分です)。自己表現は200点ですが、基礎点が45点になっていることから検査官は3名だとわかります。「一般枠」の評価点数配分は、一般学力検査600点・調査書200点・自己表現200点の総計1000点となります。一般学力検査600点の内訳は、5教科各120点での評価になります。調査書は9教科均等配分の200点となります(1年40点、2年40点、3年120点の配分です)。自己表現は200点ですが、前述同様検査官は3名だとわかります。

 さあ如何だったでしょうか。「普段から学校内での評価が高く、自己表現がしっかりでき、試験当日の取りこぼしが少ない生徒が合格しやすい」と書きましたが、いかに思われますか。「3年間頑張り続けた人」、「未來に真摯に向き合ってきた人」がより合格しやすいような気がするのは私だけでしょうか。今1・2生の生徒は、自分の人生に真摯に向き合うことから始めてください。「どうにかなる」は、「どうにもならん」と同じ意味だと思います。ではでは、tutorきたやまでした。

 



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